仄暗いほど柔らかい

晴読雨読の日々をつらつらと...

寺山修司少女詩集は遊び心がいっぱいだ

最近、菅田将暉主演で寺山修司の小説「あゝ、荒野」が映像化され、とても気になるところである。 それを知る少し前に私は『寺山修司少女詩集』を読んだ。これは割と万人が楽しめる、玄人でなくとも楽しめる詩集であると思いました。言葉遊びに近い詩集になっ…

現代詩人「小笠原鳥類」を意味不明だと思ってしまったがやっぱり面白かったという話

まずは詩人「小笠原鳥類」を知らない人のために簡単なプロフィールを 小笠原 鳥類(おがさわら ちょうるい、1977年 - )は、日本の詩人。岩手県釜石市出身。早稲田大学卒業。文章の構造を組み替えた、主語や述語にとらわれない文章を基調とした現代詩を多く…

詩の解釈の正しさ / 詩の解釈の自由

何か思うところのあるような、直感的に、ああこの詩は好きだなあという詩の出会いは何度かあると思う。しかし、実際にその詩について調べてみると、その詩人研究のパイオニアが正しいであろう詩の解釈を示していて、自分の思い描いていたビジョンとは全く違…