仄暗いほど柔らかい

晴読雨読の日々をつらつらと...

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

国立西洋美術館の常設展がとても楽しかったという話。

先日、上野にある国立西洋美術館に行きました。たまたま国際博物館の日でして、常設展が無料で観覧できました。ちなみに、ここは毎月第2、第4土曜日は常設展が無料らしいです。 www.nmwa.go.jp 大まかになのですが、常設展では①15~17世紀くらいの宗教画 ②印…

モダンアート再訪で面白かったもの

少し前に埼玉県立近代美術館で行われている[モダンアート再訪]という展覧会に行ってきました。 会場に入ってすぐ左、そこにはサルバドール・ダリ「ポルト・リガドの聖母」がある。その左側には藤野一友「抽象的な籠」がある。まずこの二つの絵が、私にとって…

九十九十九という存在は一体何だったのか。舞城作品のストーリーの意味【舞城王太郎】

今朝、舞城王太郎の「九十九十九」を読み終えた。そしてやっぱり舞城は長編になればなるほど良いと感じました。舞城作品は長くなればなるほど複雑な世界が形成され、意味不明なことが一杯起こるのだ。 【一応ネタバレ注意】 さて、一章を読んで二章を読むと…