マンガ好きなら知っておきたい!マイナーなオススメ漫画を紹介!【マイナー漫画】
ジャンプやヤンマガなんかが週刊誌としては人気かもしれない。しかし、アフタヌーンやモーニングからも隠れた名作が次々と生み出されている。最近アニメ化をして絶大な評価を得た「宝石の国」もアフタヌーンで連載されている漫画だ。
さて、今回紹介する漫画は連載中、完結問わず、異色な面白さを持つオススメばかりです。是非読んでいただきたい。
1. 中田春彌【 Levius [レビウス]】
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《機関拳闘の魅せるダイナミックな交わりを美麗で精確な筆致のよって描き出す》
新生暦19世紀――戦後の帝都では、人体と機械を融合させて戦う「機関拳闘」という格闘技が行われていた。
戦争で父親を失い、母親も意識が戻らない状態となった孤独な少年、レビウス=クロムウェルは、彼を引きとった伯父ザックのもとで、機関拳闘の若き闘士として頭角を現し始める。
そんなある日、競技の最高峰であるGrade-1に挑戦する機会が、レビウスに訪れる。同級1位のヒューゴとの特別試合に勝つことが条件だったが、そのヒューゴが前哨戦の相手、A.J.という謎の選手との戦いで…!!
人間の尊厳と、文明の未来が火花を散らす、頂上バトル、ここに始まる。
トーンに頼るのは最小限に、細い線によって描き込まれた乾いた絵柄は素描の絵画のよう。左開きの綴じ方、横書きの台詞など、日本のマンガとしては珍しく馴染みが無いせいか読む前は敷居が高く感じられました。いわゆる「意識高そう」で。
しかしいざ読んでみてビックリ。ぐいぐい引き込まれていく!
深みのある人物描写。程よく提示される主人公の謎。ストーリーはまだ序盤なのでこれからですが。そういえばどこか、一時期の『銃夢』に通じるモノがあるかも。そしてとにかく絵がハイレベルで、全ての説得力を増してくれています。
【オススメポイント!】
美麗な画風に遜色のないほど骨太なストーリー展開に終始手に汗握ってしまう!因みにこの漫画は左開きで読む漫画になっている。一般の漫画とは逆であるため、始めは慣れないかもしれないがそれでも次へ次へと読み進めたくなってしまうこと間違いない。
またこの漫画は元々IKKIで連載されていたが、雑誌自体の廃刊によってウルトラジャンプに移籍している。そのためレビウス1巻、2巻、3巻と読んだら、次はレビウスエスト1~5巻へと読み進めよう。
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↑を読んだ後に↓へと読み進める感じです。
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2. 松浦だるま【累】
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《一つの口紅が醜悪で凄惨な彼女を変えた時、予想もつかない悲劇の幕が上がる》
イブニング新人賞出身の新しき才能が『美醜』をテーマに描く衝撃作!! 二目と見られぬ醜悪な容貌を持つ少女・累(かさね)。その醜さ故、過酷な道を歩む累に、母が残した一本の口紅。その口紅の力が、虐げられて生きてきた、累の全てを変えていく――。
絵の妖艶さにどんどん引き込まれていきます。
人は中身と言いますが、
顔の美しさで態度を変えてしまう世界の
残酷さを感じました。
【オススメポイント】
少し古めの絵柄ではあるが、それ寧ろ作品の迫力を最大限まで高めている。劇を演じるという唯一の生きる道が、どうあがいても悲劇にしか辿り着かない。一体この先何を頼りに進めばいいのだろう。何を目的にすればいいのだろう。そんな絶望感に包まれているのだ。
《めしはやりすぎ、彼女たち会話は独特、たまに現れる未知》
小林銅蟲がおくる、限りになくノンフィクションに近いフィクション漫画である! 一切れがスマホ並みの分厚さの超級カツ丼や、風呂場を使って低温調理したローストビーフなど、とにかく”やり過ぎた”料理が満載!! 知られざる漫画制作の裏話も垣間見える。
攻めた絵で脈絡の破綻したようなところと妙にベタなところとが混ざったような話の作り方をしていて、地下ではカルト的な人気を持っていた作者。
相対的に具象に寄せた絵と、料理漫画などのキャッチーな要素を素材にしつつ、でも話の内容とか料理に関しては攻めてるという風にシフトチェンジした結果地上制圧も始めた、というような感想。
【オススメポイント】
小林銅蟲は異質だ。めしにしましょうの他に、「ネギ姉さん」や「寿司 虚空編」など独特な空気感を持った作品が多い。サイトを貼っておくので一度覗いてみてほしい。
移転したからか、ものすごく見ずらいサイトになっていますが、例えば「8月∞」などが短く読みやすく、小林銅蟲がよく分かると思います。
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4. 月子【最果てにサーカス】
《まるで逃げ水のようだ…。中原中也と小林秀雄のあいだには狂気の獣が潜んでいる》
中也と秀雄…文壇青春愛憎劇、堂々開幕!
大正十四年(一九二五年)、桜舞う春に作家を志す
23歳の文学青年・小林秀雄は上京してきたばかりの
まだ18歳の詩人・中原中也と運命的に出会う。
自意識の殻に閉じこもり、創作の迷路に入っていた
秀雄に衝撃を与えて、彼の生きざまを根っこから変えていく中也…
そして中也には同棲する一人の女・長谷川泰子がいた--
事実を基にフィクションを交えて描き出す、
文学に人生すべてをかける中也と秀雄…
後に「批評を文学の域にまで高めた天才評論家」として大成する小林と、日の目を見ぬまま若くしてこの世を去った
天才詩人・中也の若き日の出会い、青春、そしてこれから描かれていくであろう中也の恋人・長谷川泰子をめぐる愛憎劇
奔放な中也に振り回され、彼の言動一つ一つに感銘を受ける小林と、「可能性」を持った小林に共鳴し、
その潜在的な才能に惚れ込んだ中也、二人の青春が瑞々しく、楽しく賑やかに、そしてヒリヒリと痛々しく描かれています
【オススメポイント】
中原中也は恐ろしい。天使にも悪魔にも生りうる存在だ。互いに互いがかけがえのない存在であることを自覚しながらも、小林は中也の確信を掴むことが出来ないのだ。そんな子供の様に奔放で残酷な詩人の物語を、心して読むのだ。
実はこの連載は打ち切りで終わってしまったのだが、しっかり区切りはつけてある。そもそも終わりがいらない程全てが楽しめる漫画である。全三巻なので手軽に読めますよ。
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5. 浅野いにお【デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション】
《はにゃにゃふわ~、って言いたくなる漫画》
少女のデストピア青春譜
3年前の8月31日。
突如 『侵略者』の巨大な『母艦』が東京へ舞い降り、
この世界は終わりを迎えるかにみえた――
その後、絶望は日常へと溶け込んでゆき、
大きな円盤が空に浮かぶ世界は
今日も変わらず廻り続ける。
小山門出(こやまかどで)、
中川凰蘭(なかがわおうらん)、
2人の女子高生は
終わりを迎えなかった世界で
青春時代を通行中!
『ソラニン』『おやすみプンプン』の
浅野いにお最新作!
2人の少女のデストピア青春日常譜、開幕。
夢見る女の子。ぶっ壊れてる女の子。
四次元ポシェット。トランジスタラジオ。
放課後の寄り道。大人げないお母さん。
戦争ゲーム。イケメンデブのお兄ちゃん。
たわいないおしゃべり。泡のような初恋。
空を覆う絶望。永遠の8月31日。
ゼロ世代最高峰の青春漫画家が到達した新境地!
【オススメポイント】
ストーリーもSFしていて面白いが、何より彼女たちのキャラクターが楽しくて仕方がない。彼女らの会話の一つ一つが読んでいて心地よく、永遠に読んでいたくなるのです!
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気になったものがあれば是非読んでみて下さい。そして感想もコメントでお待ちしております!